2021年2月16日

ブログ10年目、写真を変えました

 コロナ禍での生活が1年を過ぎようとしています。出来なくなったことが、いくつもあります。一方で、出来たことも、いくつかあります。その1つが、写真を更新すること(10年で更新すると決めていたわけではなく、そうなってしまっただけですが)。

 写真は、プロフォトグラファーの秋山逸美さんに撮っていただきました。ありがとうございました!初めてお会いしたのは陰ヨガの講座に参加したときで、写真撮影を担当されていました。その写真がとても素敵だったので、プロフィール写真を撮ってもらうときにはお願いすると決めていました。光の回り方が好きです、と伝えたら、こだわっています!と仰っていました☆撮影が楽しい時間となりました。

 ヘアカットはsalon dakotaの小谷英智香さん。いつも、今回も、ありがとうございます。





2020年2月8日

やっと、文章にしてみた(加筆修正あり)


クラシックバレエとヨガの講師として活動してきて、今更ながら悶々と思うこと(笑)。



 クラシックバレエとヨガにおける身体的な共通点としては、正しいとされる姿勢(静止状態)を習得しなければ、動き(バレエのムーヴメント、ヨガのフロー)の習得が困難になること。姿勢の習得には、身体内部の感覚を養うこと(自己観察)、身体の構造としくみを理解して客観観察の経験を積むことの両方が必要だと考えます。
 クラシックバレエおよびヨガにおける教育の現場では、講師自身の身体感覚の経験を基にして生徒を指導することが多く、身体の構造としくみを理解させ生徒に客観観察の経験を十分に積ませることができているとは言えないでしょう(私自身も含めて)。この問題は、姿勢、ポーズやダンステクニックにおいて、具体的にどの筋を使用することが有効なのか(トレーニングすべきか)に関する検証がまだ十分ではないと感じています。

 クラシックバレエとヨガの姿勢に共通する身体的な特徴として、股関節、膝関節及び足関節の可動範囲がとても大きいことがあります。広範囲に関節可動域を使って、優雅に踊る(クラシックバレエ)又は落ち着いて呼吸する(ヨガ)というのは、かなり特異的な身体の使い方ではないでしょうか。
広い関節可動域で動くためには、関節に作用する筋の体積が大きいと邪魔になり、筋収縮レベルが高すぎると呼吸が制限されて優雅な動きにならない(例えば股関節伸展動作について、大殿筋とハムストリングをメインで使ったところ、呼吸と優雅な動きは実現できなかった)。この個人的な経験に対して、納得のいく説明や解決策を示してくれる知見にはまだ出会えていません。つまり、”広い関節可動域を確保しつつ、負荷(自体重×姿勢)に耐えられる筋力”とはどのくらいか?さらに、その可動域を使って動く(動作)となると、どこの筋をターゲットにすべきか??
そのような基準は恐らくありません。理由のひとつは身体的な負荷の個人差が多きすぎること、特に、動きによる負荷は講師毎(レッスン毎)に千差万別。そのため、身体的な負荷を定量化しにくく、ターゲットが決まりきらない?理由の2つめは、広い関節可動域を得るために必要な筋力どう解釈するか(何をどれくらい必要とするのか)?理由の3つめは、広い関節可動域を使うことに焦点をあてた筋の機能が科学的にまだ十分明らかにされていないこと(少なくとも一般的に知られていない)。例えば、腕を挙げる筋は1つだけではないが、何を根拠にどれを選ぶのか?

 ……ここまで書いて、自分の身体感覚に対して(価値があると信じられる?)根拠、妥当性が欲しいのだ、と今更ながら思い知る。勉強した知識を人に話すことができたとしても、伝えること(話した内容を経験してもらうこと)は困難だった。自己観察から得られた良い(好ましい)身体感覚について人に伝えるために、その根拠がある程度必要だとは思う。
堂々巡りなので、打ち切り。

(漠然としていた思いを書くのに7年もかかったな


2019年6月8日

Dance for PDを体験して考えたこと

 パーキンソン病患者のためのダンス・プログラムがあることも知らなかった。でも興味を引かれた理由は、マーク・モリス・ダンス・グループのメンバーが作り上げたプログラムがダンスの喜びと楽しみを享受できるようデザインされている、という記述。同月、世界パーキンソン病学会が日本で開催されるのに合わせて、彩の国さいたま芸術劇場で行われたDance for PDのシンポジウムとワークショップに参加してみた。


 プログラム創始メンバーの一人であるディヴィッド・レベンサールさんは、立ち姿からダンサーそのもの。デモンストレーションでみせてくれたディヴィッドのダンスは、美しく鮮やかで、見惚れてしまった。マーク・モリス・ダンス・グループの元プリンシパルなのだから、当然なのかもしれないけど。立って踊るのが難しいパーキンソン病患者のために、ダンス・シーケンスやインプロ(即興)パートは椅子に座って踊ることができる。座っていようとダンスは制限された感じがなく、空間を移動できなくても周囲とコミュニケーションするダンスが多いので開放感があった。
 思い出したのは、NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)にⅢがあったころ、日本公演(2002年???)で観た「バースデイ」とナハリン振付の「マイナス16」。どちらの作品も前半部分ではダンサーが椅子に座って踊る。座ることで上半身のムーヴメントはよりダイナミックになり、自由にみえた。ダンスのだいご味は回転技やジャンプの高さにあるわけじゃない、と知った。

 Dance for PDのプログラムの特徴として、ディヴィッドが強調したのは「セラピーやリハビリとしてでなく、芸術としてのダンス・クラスを提供すること。なぜなら、ダンスは心と身体をつなぐ認知行動を刺激し、自己表現や感情表現を促し、社会性を養い、喜びをもたらす。従って、ダンス・クラスの指導は身体機能に熟知したスキルを持つ人でなく、ダンサー経験のある人が望ましい。」つまり、Dance for PDのクラスを指導するには、ダンスに慣れていない参加者をダンスへ連れていける雰囲気、美しさ、音楽性、即興性などのアーティストであることが重要、ということになる。ダンスをしたい人にダンス・クラスを提供することはそれほど難しくないだろう。でも、ダンスに乗り気でないかもしれない未経験者に、身体が動かしづらいことも忘れてしまうようなダンス経験を提供するのだ。すごいなぁ…。


 実際にワークショップでディヴィッドのクラスに参加して、とにかく楽しかった。もう脚を高く上げることも、浮遊感のあるジャンプも、キレのある回転もできなくなった私が、踊ることに没頭できるなんて信じていなかったから。久しぶりにダンスを楽しむ経験をさせてくれたディヴィッドに感謝。ニューヨークで彼のクラスに参加できる人たちがうらやましい(笑)。


 その他に、Dance for PDのメソッドは、アダプテッドなダンス・クラスとして成り立つ可能性があると感じた。話は飛躍するが、東京オリンピック・パラリンピック2020が決まってから、見聞きすることが多くなった「アダプテッド・スポーツ」という言葉。その意味あいは、「スポーツのルールや用具を障害の種類や程度に適合(adapt)させることによって、障害をもつ人はもちろんのこと、幼児から高齢者、体力の低い人であってもスポーツに参加することが可能になる(矢部京之介先生・名古屋大学)」。シッティング・バレーボール、ゴールボールやボッチャなどは、健常者と障害者が一緒に楽しめる種目として紹介されることも増えた。ずいぶん前に、体育の授業でダンスが必修となったとき、どんなダンスを授業で取り上げるかが話題になったと記憶している。ダンスを楽しむ人が多くない日本は、つまり、ダンスの楽しさを知る機会が少ないとも言えるだろう。アダプテッドなダンス・メソッドやクラスが充実すれば、もっとダンスを楽しむ人が増えるかもしれない。

 ダンスは想像力や表現力を刺激して養ってくれるはず。それは多くの日本人が苦手としているんじゃなかったかしら。



2019年5月6日

未だ、螺旋階段の途中

 気がつけば元号が変わり、更新はまた1年以上も空いてしまいました…。相変わらず、三足の草鞋(バレエとヨガと研究)を続けています。

 「石の上にも三年」と言うけれど、私はひとつの課題に5年かかるのかもしれません。少し前に、修士論文の内容(関節角度を変えたときにハムストリングス各筋の活動に違いがある)が学術雑誌(体育測定評価18巻)に掲載されました。

 バレエとヨガにおいて、ハムはストレッチされる筋として有名ですが、私にとって泣きながらストレッチをした憎い相手(笑)。踊っていたころは毎日、ハムを伸ばしては使って使っては伸ばして(伸長させては収縮させて)の繰り返し。でも、ハムの長さが変わると力発揮が変わるから…などと考えたこともなく、ひたすら酷使していました。バレエやヨガにおいてハムをどう使うべきか、それについて私なりの答えを示すにはまだまだ勉強不足で経験不足。螺旋階段を1段ずつ進むしかないようです。


 
 

2018年3月5日

いつのまにやら1000時間超え…!


 1000時間!気がつかなかったのですが、2016年の終わりごろにyoga
 teaching hours が1000時間に達していました。Yoga Allianceでは1000時間以上のteaching経験をE-RYT200 (Experienced Registered Yoga Teacher)として登録してくれます。その制度を今年になって知りました(笑)。
Eが付いても別に、クラス内容が変わるわけでもありませんし、ハクが付いたわけでもありません。6年間・1300時間のteaching 経験があるといっても、教えるのが上手くなったなんて微塵も感じない。それどころか、上手くないなあと痛感することが年々増えている始末。この称号(!?)は、経験者ならもっと精進せよと言われている気がします。
 
 ここ数年、バレエに関わる時間がめっきり減ってしまい、日常において「座ってパソコン作業する時間」が増えたせいか、からだにヨガが与える効果を敏感に感じられるようになった気がします(単に運動不足な人になっただけか 笑)。これまで積み重ねてきたバレエの経験や練習が私自身の特徴を形成していたけれど、それが消失して素のままな自分が表面化したら、ヨガの効果を身にしみて分かるということなのでしょう。

 ヨガは、もうちょっとこうなりたい・変化したいという目標達成の一助になるはず。このツールをどのように各々の日常に落とし込むのが効果的なのか?この模索は近年、世界中で議論されています。昨年11月に臨床スポーツ医学会において、ヨガの効果に関する研究が日本でも少しずつ行われていると知りました。有名なアスリートもヨガをしているというエピソードが珍しくなくなった昨今、ヨガがもたらす明確な効果は何か?また、ヨガに期待されている効果とは?興味は尽きません。

 気がつけば、2018年も2カ月が過ぎてしまいました。ヨガクラスの変更について、Yinヨガクラスが土曜日をcloseし、月曜日に再開講しています。詳細はレギュラークラスのページからご確認ください。

 宜しくお願いいたします。

2017年1月16日

ご無沙汰しております…

 2016年は、一度も更新せずに過ぎてしまいました…。この間、大学院でハムストリングスの研究に取り組んできましたが、二足いや三足の草鞋は時間も体力も足りません。
 バレエとヨガと研究と、どこで結びつけられるか、まだ言葉にするのは難しいですが少しづつイメージし始めています。それはまたの機会に。

 今日は、Yinヨガクラスの時間変更についてお知らせさせていただきます。teaバレエスタジオで毎週開講していたYinヨガクラスは、2017年より毎月第4土曜日の18:40からとなります。現在、月1回の開講を予定しています。クラスが少なくなり残念ですが、より充実させた内容にできるよう、務めたいと思います。詳細はレギュラークラスのページをご覧ください。


今後とも宜しくお願いいたします。

2015年3月30日

春を迎えて。傍らにあるのは、本と電極。

 新年度を前に、桜が咲き始めました。

 4月より、新しいヨガクラスが始まることになりました。
teaバレエスタジオにて、毎週月曜日19:00より、Yin ヨガのクラスです。インヨガを再開できること、とても嬉しいです。
陽が落ちた時間に行うインヨガは、よい休息を取るための準備となり、翌日へエネルギーを貯める助けとなるでしょう。ご参加をお待ちしています。


 最近、分厚い本を手にすることが増えています。今、奮闘しているのは解剖学。


以前、Yoga Anatomy Lab. かつのり先生の講座で出会った本。骨格筋の絵が素敵で、解説も理解しやすく気に入ったのですが、高価で手が出せず…。それを図書館で見つけ、大喜び(笑)。

この本も参考にしながら、皮膚の表面に電極を貼り筋活動を調べています。
面白く、ややこしく、行きつ戻りつ、挑戦を繰り返す、春です。