2012年12月17日

2012年、あわてて振りかえると…

気がつけば2012年も終わろうというのに、投稿したのは7回というお粗末な結果です…。
でも毎日が何かしらヒントのような種を見つける一年でした。
それを拾ったままにせず、自分の中で育て発展させるところまで進められるようになるのが、来年の課題ですね。

ヨガは人との出会いも作ってくれています。中学校卒業以来なかなか会えなかったのに、ヨガを通じて毎月会うようになった人。ヨガで仕事の疲れをリセットすることができると聞くと、ヨガクラスをさせてもらえることに感謝と嬉しさ、私も幸せな気持ちになります。
 
私もクラスを受けにいくとヨガの新しい一面に触れて、毎回驚きと楽しい発見をもらいます。
9月に来日されたデヴィット・モレノ(David Moreno)先生のワークショップでは、私は全く知らなかった月礼拝、そしてヨガクラスでお馴染みの太陽礼拝も捉え直すことができました。

11月にはNYからジヴァムクティヨガのルース(Ruth Lauer-Manenti)先生とジュールス(Jules Febre)先生が来日されて、クラスを受けに行きました。私がヨガを始めたジヴァムクティヨガですが、毎月フォーカスされるテーマがあり、身体的にハードなアーサナだけでなく思考にも影響を与えてくれます。

初体験だったのはシヴァナンダヨガとアシュタンガヨガでした。たくさんの流派があるので、機会を見つけて経験していこうと思っています。
アシュタンガヨガはゴヴィンダ・カイ(Govinda Kai)先生のビギナークラスとマイソールクラスに参加することができました。ゴヴィンダ先生のパワフルなキルタン(マントラを歌うように唱える)は身体の芯に響いて圧倒的で、独特の語り口と考え方は新鮮で面白かったです。
マイソールクラスでは作法のわからない私にも丁寧に教えてくださって、貴重な体験でした。

アイアンガーヨガを実践する整形外科医、レイ・ロング先生(Raymond A. Long MD,FRCSC)のヨガ解剖学を12時間集中講義で学ぶこともできました。
解剖学の知識はクラシックバレエで師事している先生から学んできましたが、ヨガのアーサナを解剖してみると違う発見がありました。解剖学の知識を踏まえて身体の機能をどんな目的のために使うか、フォーカスする筋肉は全く違いました。メインで使う筋肉が違えば、身体の使い方も全く違うはずなので、目的をしっかりと定めることが大事だなと改めて認識しました。
バレエでは重力から解き放たれたような動きをする(踊る)ための身体の使い方が求められますが、ヨガでは個人で目的を定めることになります。ヨガのポーズができるようになりたいのか、身体の何かを改善したいのか、運動して汗をかいてデトックス効果を求めるのか、思考的精神的な何かを探すのか…。ヨガを通して学ぶことはたくさんあるなと改めて感じます。
そして私たちの多様なニーズに応えられるヨガの懐の広さに、改めて驚かされた一年でした。

ヨガをさせてもらえる私の周りの世界に感謝をこめて。
みなさまもよい年をお迎えください。

(あくまで個人の考えです。ご理解ください。)

2012年9月3日

ヨガの道はベジタリアニズムへの道!?

ヨガを始めるまで私は、ベジタリアンとは動物愛護や宗教などの理由から菜食を選ぶ人たちのことだと思っていました。各個人の主義の問題であり、ペットを飼わず信仰する特定の神を持たない自分には関係ないと思っていたのです。
ヨガクラスに通うなかで、自分の身体を思いやってあげると気分も軽くなる実感がありましたが、ヨガの思想や経典の教えをそのまま受け入れるのは難しい部分もありました。

ヨガを続けていくと、自分を思いやること→他人を思いやること→地球環境とそこに生きるもの全てを思いやること…とつながっていきます。
21世紀の現代において具体的にどう結びついているのか、解釈や意見は様々あるようですが、私が最近読んだ本をご紹介します。

「ヨガ&ベジタリアニズム スピリチュアル・ダイエット-悟りへの食-」
シャロン・ギャノン 著 (パク・ヒキ 翻訳)
2012年3月 YOGABREEZE 発行

ジヴァムクティ・ヨガの創始者シャロン・ギャノン先生の著作を、ジヴァムクティ・ヨガ正式指導者パク・ヒキ先生が翻訳したものです。


シャロン先生は、人にも動物にも地球にも非暴力をつらぬく為にはヴィーガニズムを実践することだと述べています。ヴィーガニズムとは、食事で肉、魚、卵、乳製品を摂らないことだけでなく、身につけるもの使うもの全てを他の生物に害のないものを選ぶことを意味するそうです。
育てた穀物を牛ではなく人が食べたら、飢餓に苦しむ人がいなくなる。飢える心配がなければ耕作地を広げるための森林破壊は必要ない。資本主義経済の主要産業と、自分の食事、そして地球環境までつながっている事実。

少し大仰な語り口ではあるけれど、シャロン先生の考えがダイレクトに伝わってくる内容でした。
私はインストラクター養成講座を受講中、ヴィーガン食生活を実践しました。
制約の多さは想像以上で、乳製品であるヨーグルトやチーズ、卵や乳を含むスイーツにカフェ・ラテ、ブイヨンや出汁で使うカツオ削りも不可。ヴィーガニズムを知らない人と食事をするのが楽しめず外食がストレスになり、体力不足で生活に支障が出てきたので、ギブアップしてしまいました。
同期の友人が「非暴力で菜食を実践するのも大切だけど、自分にも非暴力を実践してね」と言葉をかけてくれて、救われた気がしました。
ヨガは今まで、私に少しずつ確かな変化をもたらしてくれました。ヴィーガニズムも変化する中で実践していけたらと思っています。

(あくまで個人的な考えです。ご理解ください。)

2012年7月2日

ヨガクラスの効果??

ヨガクラスに参加される方々から、ヨガで身体を柔軟にしたい、痩せたい、姿勢が良くなりたい、肩コリなどの身体の不調を改善したいと伺うことがあります。
ヨガクラスを受講すればそういった効果が確実にあるかは断言できませんが、ヨガのアサナ(ポーズを取ること)で身体の関節を曲げて呼吸を繰り返すと筋肉は伸ばされ(ストレッチされ)ます。筋肉を伸ばして血流が良くなれば、身体のこわばりは一時的でも改善するでしょう。
ヨガのアサナはインド式エクササイズなのかと問われると、私の答えはYesでもありNoでもあります。

経典「ヨガ・スートラ」から。
アサナとはサンスクリット語の本来の意味では”地に座る”ということで、地球と地球にあるすべてのものとのつながり(関係性)は等しく快適で楽しいものでなければならない。

地球にあるものすべてと考えると壮大すぎる印象がありますが、自分自身がその中に含まれる対象であると考えれば身近になってくるかもしれません。
自分の周りとよい関係性を持とうとすると、自分自身の現状が気になってきます。
例えば、身体が硬いと思考も狭くなりがちです。凝り固まっていた身体がほぐれるとすっきりした気分になり、思考もポジティブになりやすい。
身体の状態が心にも作用する。それを一度実感すると、より自分の身体の状態に意識を向けるようになってきます。無意識だったものを意識するようになれば、何かしら変化してきます。それが心地よいと感じられれば、加速度的に。
どこまで進むかはその人次第ですが、その先に”地球と地球にあるすべてのものとのつながる”境地があるのかもしれません(私も分かりませんが)。

無意識的な行いを意識してみる。そのひとつとして、私のヨガクラスでは呼吸と向き合うことから始めています。

(あくまで個人的な考えです。ご理解ください。)

2012年5月9日

レギュラークラスが増えます!

現在teaバレエスタジオで週に2クラスを担当させていただいていますが、
6月から1クラス増えて計3クラス担当することになりました!

新しいクラス→ 第2&第4 日曜日 11:30~12:45

月に2回ですが、日曜日に2クラス開講となります。
2クラス目の新設に伴い、1クラス目の時間も6月から変更になります。

1クラス目の時間変更(6月より)→ 毎週 日曜日 10:00~11:15
 ※金曜日のクラスに変更はありません。

毎週はヨガに来られない方にも、月2回から気軽に始めていただけると思います。
詳しくはレギュラークラスのページに、後日書き込みます。
どうぞ宜しくお願いします♪

2012年4月8日

中学陸上部へ出張クラス

先日、埼玉県の市立中学校陸上部顧問の先生から、ストレッチにフォーカスした2日間ワークショップのご依頼をいただきました。
陸上競技の練習でも普段からストレッチは行うそうですが、より明確にストレッチの効果を部員たちに実感してもらい、今後に生かしてもらうのがねらいだったようです。

たとえば、股関節を柔軟にすればストライドは広がり、上体のブレも減って呼吸がしやすくなる可能性があること。走り高飛びの場合は後屈ストレッチばかりでなく前屈ストレッチも十分に行うことで、からだの柔軟性のバランスを取るようにすること。

2日間で盛りだくさんの内容でしたが、部員たちは前向きに受講してくれました。
私としては伝えきれなかった気もしますが、後日顧問の先生より勉強になりましたとおっしゃっていただけてほっとしたのが正直なところです。私にとっても、いろいろと勉強になりました☆

(あくまで個人の考えです。ご理解ください。)

2012年1月23日

比較してみる②

ヨガとバレエで違いを感じるのは「主観と客観」の位置付けです。

バレエを舞台芸術として捉えれば、ダンサーは観客が見たこと感じたこと=客観視されたことがすべて。美しさの基準もテクニックのレベルも、自分の価値観=主観だけでは通用しないことになります。
とはいっても自分の身体を使って踊るためには、自分の身体を使う感覚(=主観)をいつも磨いておく必要があるので、ダンサーは毎日同じようなレッスンを繰り返すのでしょう。

ヨガのポーズ(アサナ)の練習は、まず自分と向き合うためです。ヨガは自分と外の世界や他人との関係に境界がなく、ひとつになるのだと習いました。そのための第一歩として自分自身の身体と向き合うことを練習するなら、ヨガは主観のようです。
ここからは想像ですが、もし自分とその周りとの間に境界が無くなったなら、主観も客観も無いのか、もしくは両方あるのかもしれません。

例えると、バレリーナは見た目のプロポーションが良ければ食生活を問われることは(基本的には)ありません。一方、ヨガを実践する人は何を食べているかが大事なのです。
私個人の実感としては、低タンパクで高カロリーのメニューが多いベジタリアン・フードは、ダンサーには不向きかなと思います。

(あくまで個人の意見です。ご理解ください。)

2012年1月9日

比較してみる ①

ヨガとバレエを両方練習していると、共通しているところが見えてきました。
それは「柔軟性と重力に逆らうようなポーズや動き」。

バレエの動きはつま先立ち、脚を上げたり、ジャンプで180度脚を開いたり…。柔軟性と、身体が軽く感じるように動かす感覚、両方とも大事です。
ヨガのポーズ(アサナ)は、瞑想できる身体を作るためでもあります。身体に痛みがあったら瞑想するのは難しい。アームバランスのポーズは精神統一も養います。それらに必要なのは身体の柔軟性と、バランスや中心の感覚。

その身体の柔軟性と感覚を使って、バレエはダンスへ、ヨガはヴィンヤサへとつながっていくのだと思います。

(*あくまでも個人の考えです。ご理解ください。)

2012年1月3日

2012年の始まりと共に。

2012年が始まって、私、ヤマザキユキナもブログを始めてみます。
ヨガのこと、バレエのこと、クラスのこと、からだのこと、気がついたことなど、書いてみようと思います。
ヨガとバレエが自分とどうなっていくのか現時点では分からないけれど、後戻りはしない性格だから、寄り道しながらでも進みたい。
どうぞよろしく。