2014年5月13日

ヨガと音楽とインド


 恵比寿のヨガスタジオ マウレアでクラスの担当を始めて、とっくにひと月が過ぎていました。素敵なスタジオ&常駐しているスタッフさん達の優しさに、私が行く度に癒されて元気をもらっています♪
昨日は10年来の友人がクラスを受けに来てくれました。
彼女は仕事とは別にずっとインド古典音楽を勉強していて、ボーカルとしてライヴも始めたところ。学生当時はお互いインドやその文化に興味があった記憶はないのに、いつの間にかそれぞれインド文化に足を踏み入れていたことに驚いてしまう。もっとも、彼女のほうが先にヨガも始めていたんじゃないかしら。私はヨガを学びだしてやっと、インドと切っても切れない関係だと知ったくらいだったので(笑)。

 ヨガのプラクティスにはナーダ・ヨガ=音のヨガというものがあって、マントラを唱えたり、マントラを音階にのせて歌う=キルタンがあります。
アメリカではキルタンの歌手が何人もメジャーデビューしていて、彼らの曲は西洋音楽系のヒーリングからPOPやROCK調にアレンジされたものが多いと思います。
私はインド古典音楽に触れる機会がほとんどなかったので、彼女が歌うインド古典音楽ライヴは面白い体験でした!

ライヴに使われたタンブーラ
特に気に入ったのは、振動を伴うベース音。空間を支配し身体に響くその正体は、弦楽器タンブーラのもの。伴奏として演奏の始まりから終わりまでずーっと持続音を奏でるための楽器で、リズムを作る打楽器タブラや主旋律の笛バーンスリのように目立つことなく、地味。でも間違いなくこの伴奏がインド古典音楽の雰囲気を作っていて、影の主役!?

 心身を浄化してくれそうな振動に浸れるインド古典音楽、そしてタンブーラと共鳴する声を持つ彼女のライヴ、また聴きに行きたいな。