2012年1月23日

比較してみる②

ヨガとバレエで違いを感じるのは「主観と客観」の位置付けです。

バレエを舞台芸術として捉えれば、ダンサーは観客が見たこと感じたこと=客観視されたことがすべて。美しさの基準もテクニックのレベルも、自分の価値観=主観だけでは通用しないことになります。
とはいっても自分の身体を使って踊るためには、自分の身体を使う感覚(=主観)をいつも磨いておく必要があるので、ダンサーは毎日同じようなレッスンを繰り返すのでしょう。

ヨガのポーズ(アサナ)の練習は、まず自分と向き合うためです。ヨガは自分と外の世界や他人との関係に境界がなく、ひとつになるのだと習いました。そのための第一歩として自分自身の身体と向き合うことを練習するなら、ヨガは主観のようです。
ここからは想像ですが、もし自分とその周りとの間に境界が無くなったなら、主観も客観も無いのか、もしくは両方あるのかもしれません。

例えると、バレリーナは見た目のプロポーションが良ければ食生活を問われることは(基本的には)ありません。一方、ヨガを実践する人は何を食べているかが大事なのです。
私個人の実感としては、低タンパクで高カロリーのメニューが多いベジタリアン・フードは、ダンサーには不向きかなと思います。

(あくまで個人の意見です。ご理解ください。)