2019年5月6日

未だ、螺旋階段の途中

 気がつけば元号が変わり、更新はまた1年以上も空いてしまいました…。相変わらず、三足の草鞋(バレエとヨガと研究)を続けています。

 「石の上にも三年」と言うけれど、私はひとつの課題に5年かかるのかもしれません。少し前に、修士論文の内容(関節角度を変えたときにハムストリングス各筋の活動に違いがある)が学術雑誌(体育測定評価18巻)に掲載されました。

 バレエとヨガにおいて、ハムはストレッチされる筋として有名ですが、私にとって泣きながらストレッチをした憎い相手(笑)。踊っていたころは毎日、ハムを伸ばしては使って使っては伸ばして(伸長させては収縮させて)の繰り返し。でも、ハムの長さが変わると力発揮が変わるから…などと考えたこともなく、ひたすら酷使していました。バレエやヨガにおいてハムをどう使うべきか、それについて私なりの答えを示すにはまだまだ勉強不足で経験不足。螺旋階段を1段ずつ進むしかないようです。


 
 

2018年3月5日

いつのまにやら1000時間超え…!


 1000時間!気がつかなかったのですが、2016年の終わりごろにyoga
 teaching hours が1000時間に達していました。Yoga Allianceでは1000時間以上のteaching経験をE-RYT200 (Experienced Registered Yoga Teacher)として登録してくれます。その制度を今年になって知りました(笑)。
Eが付いても別に、クラス内容が変わるわけでもありませんし、ハクが付いたわけでもありません。6年間・1300時間のteaching 経験があるといっても、教えるのが上手くなったなんて微塵も感じない。それどころか、上手くないなあと痛感することが年々増えている始末。この称号(!?)は、経験者ならもっと精進せよと言われている気がします。
 
 ここ数年、バレエに関わる時間がめっきり減ってしまい、日常において「座ってパソコン作業する時間」が増えたせいか、からだにヨガが与える効果を敏感に感じられるようになった気がします(単に運動不足な人になっただけか 笑)。これまで積み重ねてきたバレエの経験や練習が私自身の特徴を形成していたけれど、それが消失して素のままな自分が表面化したら、ヨガの効果を身にしみて分かるということなのでしょう。

 ヨガは、もうちょっとこうなりたい・変化したいという目標達成の一助になるはず。このツールをどのように各々の日常に落とし込むのが効果的なのか?この模索は近年、世界中で議論されています。昨年11月に臨床スポーツ医学会において、ヨガの効果に関する研究が日本でも少しずつ行われていると知りました。有名なアスリートもヨガをしているというエピソードが珍しくなくなった昨今、ヨガがもたらす明確な効果は何か?また、ヨガに期待されている効果とは?興味は尽きません。

 気がつけば、2018年も2カ月が過ぎてしまいました。ヨガクラスの変更について、Yinヨガクラスが土曜日をcloseし、月曜日に再開講しています。詳細はレギュラークラスのページからご確認ください。

 宜しくお願いいたします。

2017年1月16日

ご無沙汰しております…

 2016年は、一度も更新せずに過ぎてしまいました…。この間、大学院でハムストリングスの研究に取り組んできましたが、二足いや三足の草鞋は時間も体力も足りません。
 バレエとヨガと研究と、どこで結びつけられるか、まだ言葉にするのは難しいですが少しづつイメージし始めています。それはまたの機会に。

 今日は、Yinヨガクラスの時間変更についてお知らせさせていただきます。teaバレエスタジオで毎週開講していたYinヨガクラスは、2017年より毎月第4土曜日の18:40からとなります。現在、月1回の開講を予定しています。クラスが少なくなり残念ですが、より充実させた内容にできるよう、務めたいと思います。詳細はレギュラークラスのページをご覧ください。


今後とも宜しくお願いいたします。

2015年3月30日

春を迎えて。傍らにあるのは、本と電極。

 新年度を前に、桜が咲き始めました。

 4月より、新しいヨガクラスが始まることになりました。
teaバレエスタジオにて、毎週月曜日19:00より、Yin ヨガのクラスです。インヨガを再開できること、とても嬉しいです。
陽が落ちた時間に行うインヨガは、よい休息を取るための準備となり、翌日へエネルギーを貯める助けとなるでしょう。ご参加をお待ちしています。


 最近、分厚い本を手にすることが増えています。今、奮闘しているのは解剖学。


以前、Yoga Anatomy Lab. かつのり先生の講座で出会った本。骨格筋の絵が素敵で、解説も理解しやすく気に入ったのですが、高価で手が出せず…。それを図書館で見つけ、大喜び(笑)。

この本も参考にしながら、皮膚の表面に電極を貼り筋活動を調べています。
面白く、ややこしく、行きつ戻りつ、挑戦を繰り返す、春です。

2015年1月2日

新春と雪

 明けましておめでとうございます。
 元旦から雪が舞いました。降り止んでから散歩に出掛けたら、落葉の上には薄っすら雪が残っていました。

 二足の草鞋を履いて突っ走った2014年、はたと気がついたら大晦日、新年を迎えていました。今年もまだ履いたまま、もうひとっ走りする覚悟です(笑)。



 ↑冬晴れの日差しが気持ちよかったので、近隣の公園にある岩の上で。


 ひとつお知らせです。バレエ・リーブルでの「大人のヨガクラス」は、2015年1月13日より毎週火曜日10:00~11:30に変更となります。ご迷惑をおかけします。

 本年も宜しくお願いいたします。

2014年10月3日

バランス、balance

 いつの間にか、秋になっていました。

 この夏、一緒に歩いたスニーカー。EVA素材でヴィーガンです!
メッシュは軽くて、蒸れずに涼しかった。

 先月末、担当していたマウレアでのヴィンヤサを取り入れたフロー(呼吸にのせて流れるようにアーサナと動いていく)ヨガクラスと、陰ヨガクラスを終了しました。クラスを受けてくださった方々、本当にありがとうございました。

 私にとってこの2つのクラスは表裏一体でした。
 ヴィンヤサを使って呼吸と共に身体を動かせば、エネルギーは循環し活性化して、アクティブな状態に。筋肉を働かせてアーサナを行えば熱が生まれ、風が起こり上へ上がっていく。燃えて消えてしまえば、広がりと静けさが残る…。その空いた広がり(スペース)に、水を流してあげられるのが陰ヨガ。水を含めば、馴染んで柔らかくなり重く溜まっていく。すみずみまで染み渡れば、普段は意識しない関節やその周りの硬さに気がついたり、その硬さを緩めてみるとリラックスと穏やかさが訪れたりします。それは十分な休息から、次に活動するためのパワーをもらうこと。

 どんなこともバランスが大事と言われるけれど、エネルギーの流れもバランスが大事。身体の使い方もバランスが大事。そんなことを挑戦した半年間でした。
 もう少しレベルアップしたら、また取り組んでみたいテーマです。

 

2014年5月13日

ヨガと音楽とインド


 恵比寿のヨガスタジオ マウレアでクラスの担当を始めて、とっくにひと月が過ぎていました。素敵なスタジオ&常駐しているスタッフさん達の優しさに、私が行く度に癒されて元気をもらっています♪
昨日は10年来の友人がクラスを受けに来てくれました。
彼女は仕事とは別にずっとインド古典音楽を勉強していて、ボーカルとしてライヴも始めたところ。学生当時はお互いインドやその文化に興味があった記憶はないのに、いつの間にかそれぞれインド文化に足を踏み入れていたことに驚いてしまう。もっとも、彼女のほうが先にヨガも始めていたんじゃないかしら。私はヨガを学びだしてやっと、インドと切っても切れない関係だと知ったくらいだったので(笑)。

 ヨガのプラクティスにはナーダ・ヨガ=音のヨガというものがあって、マントラを唱えたり、マントラを音階にのせて歌う=キルタンがあります。
アメリカではキルタンの歌手が何人もメジャーデビューしていて、彼らの曲は西洋音楽系のヒーリングからPOPやROCK調にアレンジされたものが多いと思います。
私はインド古典音楽に触れる機会がほとんどなかったので、彼女が歌うインド古典音楽ライヴは面白い体験でした!

ライヴに使われたタンブーラ
特に気に入ったのは、振動を伴うベース音。空間を支配し身体に響くその正体は、弦楽器タンブーラのもの。伴奏として演奏の始まりから終わりまでずーっと持続音を奏でるための楽器で、リズムを作る打楽器タブラや主旋律の笛バーンスリのように目立つことなく、地味。でも間違いなくこの伴奏がインド古典音楽の雰囲気を作っていて、影の主役!?

 心身を浄化してくれそうな振動に浸れるインド古典音楽、そしてタンブーラと共鳴する声を持つ彼女のライヴ、また聴きに行きたいな。