2012年7月2日

ヨガクラスの効果??

ヨガクラスに参加される方々から、ヨガで身体を柔軟にしたい、痩せたい、姿勢が良くなりたい、肩コリなどの身体の不調を改善したいと伺うことがあります。
ヨガクラスを受講すればそういった効果が確実にあるかは断言できませんが、ヨガのアサナ(ポーズを取ること)で身体の関節を曲げて呼吸を繰り返すと筋肉は伸ばされ(ストレッチされ)ます。筋肉を伸ばして血流が良くなれば、身体のこわばりは一時的でも改善するでしょう。
ヨガのアサナはインド式エクササイズなのかと問われると、私の答えはYesでもありNoでもあります。

経典「ヨガ・スートラ」から。
アサナとはサンスクリット語の本来の意味では”地に座る”ということで、地球と地球にあるすべてのものとのつながり(関係性)は等しく快適で楽しいものでなければならない。

地球にあるものすべてと考えると壮大すぎる印象がありますが、自分自身がその中に含まれる対象であると考えれば身近になってくるかもしれません。
自分の周りとよい関係性を持とうとすると、自分自身の現状が気になってきます。
例えば、身体が硬いと思考も狭くなりがちです。凝り固まっていた身体がほぐれるとすっきりした気分になり、思考もポジティブになりやすい。
身体の状態が心にも作用する。それを一度実感すると、より自分の身体の状態に意識を向けるようになってきます。無意識だったものを意識するようになれば、何かしら変化してきます。それが心地よいと感じられれば、加速度的に。
どこまで進むかはその人次第ですが、その先に”地球と地球にあるすべてのものとのつながる”境地があるのかもしれません(私も分かりませんが)。

無意識的な行いを意識してみる。そのひとつとして、私のヨガクラスでは呼吸と向き合うことから始めています。

(あくまで個人的な考えです。ご理解ください。)